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15日間の松葉杖生活中行きたくても行けなかった場所

松葉杖生活Vol.4~目次~

 

(祝)松葉杖卒業!早速行きたかった所に行ってみた!

 

二分靭帯損傷のけがをしてギブスをはめられて16日目

ようやくギブスを外すことができました。

 

あとはリハビリしながら職場復帰を目指します。

 

怖いながらも、ケガした左足を地面につけ歩いてみました。

最初は恐怖心がありました。

故障明けのプロ野球選手もこんな気持ちになるのでしょうか。

 

早速歩いて帰りたいところでしたが、はいてきたサンダルも、靴下も片足分しかありません。今まで靴下の代わりにギブスをはいていたものですから、「もう片足分」持ってくるのを忘れていました。うかつでしたね。

 

早速、松葉杖生活中、行きたくても行けなかった場所へ行ってみました。

 

それは、憧れのセルフうどん店「らくらくうどん」です。

 

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このお店は、讃岐うどんスタイル。

基本的にうどんを温める以外はすべて自分でやらなくてはなりません。

トレイを持って、うどんを選び、温めてもらい、

お皿に好みのおにぎりやてんぷらを入れる。

自分でそのトレイを持ってレジで支払いを済ませた後、

ネギや鰹節に薬味を入れて、

うどんの出汁タンクの蛇口から好きなだけ出汁を入れて、

テーブルまで運びます。

一般のうどん店みたいに

自分のテーブルまで注文品を持ってきてはくれないのです。

 

このようなセルフうどん店はいつも混雑しています。

なおかつ店内は狭い。通路も通りにくい。

このような場所に、松葉杖の僕が、一人で行くのは度胸がいります。

もし行けたとしても、トレーを持って、一連の作業をする自信があありません。

他人に迷惑が掛かるので、今回は遠慮しておきました。

 

久々の「らくらくうどん」感激でした。

 

思い返せば、松葉杖でしか移動できない15日間、不自由な日々でした。

やりたいことも制限され、行きたいところにもいけなかった。

 

この15日間を振り返り、行きたくても行けなかった場所をご紹介します。



 

松葉杖で行けなかった場所とその理由

 

①スーパー

毎日のルーティーンである近所のスーパーでの食品の買い出し。

ひとりでは行けなかった場所です。妻と二人で行っても、クルマで待機。

役に立たなかったのです。

 

まず、広い店内を歩けなかったこと

そして、思い荷物を持つこと、運ぶことができなかったからです。

 

松葉杖だと両手がふさがるので、買い物袋を持てない。無理すれば持てるでしょうが

転倒する危険性が高いのです。倒れ方が悪ければケガがもっとひどくなるかもしれません。怖かったのです。

 

車いすがあればどうにかなったかもしれませんが、この程度のけがでは大げさです。

でも、車に乗る時車いすをしまうことはひとりではできません。介助者がない限り

お買い物は無理です。

 

②自動ドアではないコンビニ

コンビニは、パンとかアイス程度の買い物なので、支払い後、バッグに入れる程度の物

は買い物できました。小ぶりのショルダーバッグを首からかけていましたので、エコバッグ代わりになりました。

 

ただ、自動ドアではないドアしかないお店は、中に入ることができず、

断念したことが3度あります。

ドアが開けっぱなしの場合だったら入店できるのですが、しまっているとドアを開けることが出来ません。やろうと思えばできたのですが、無理はしませんでした。

お店の人に声をかければよかったのですが、迷惑かかるし、遠慮してしまいました。

③ガソリンスタンド

わが家の暖房は石油ストーブ&石油ファンヒーター

この大寒波でS灯油も底をつくこともしばしばありました。

しかし、灯油缶は重い!重すぎる。

満タン18リッターなので15kgくらいの重量になります。

ガソリンスタンドに行って、片足ながら灯油缶に給油できたとしても、

車への積み下ろし、そしてアパート2Fの我が家へ荷揚げは無理。

だからガソリンスタンドへは行ってません。

いくら、暇はあっても、文句言われても無理です。

肩身が狭い日々を過ごしてます。灯油担当は僕ですから。

 

④飲食店(セルフサービスの店・通路の狭い店)

冒頭にも書きましたが、行きたくて行けなかったお店はセルフうどん店。

No.1は「らくらくうどん」なのです。

妻と行く場合、行けないことはないのですが、このお店は通路が狭く、

混んでいるのです。いわゆる繁盛店です。

同じセルフうどんでもお店の広い店舗、通路が広いお店などは行くことが

出来ました。2人で。

しかし1人でとなると無理でした。

少し高めの、席までうどんを持ってきてくれるお店にしか行けませんでした。

 

⑤和式トイレ

外出すると、トイレが気になります。

「大」であろうと「小」であろうと、便座で座って用を足さざるを得ないのです。

自宅のトイレが「洋式」で幸いでしたが、昭和の時代、「和式」主流の時代は

ひとりでは何もできなかったのではと痛感します。

コンビニにしろ病院にしろ「洋式」トイレがほとんどですが、中には「和式」の

コンビニがあったりするのですが、その場合はお店を変えます。

いずれにしろ、「切羽詰まったら」大変なので、あまり外出はしないようにしました。

 

まとめ

外出して、人に迷惑をかけたくないこと。

困ったとき意外とお店の人に声をかけて助けてもらうのも気が引けること。

この気持ちがあるから、いつもだったら普通に通っているお店に、行けなく

なったのです。

今まで体の不自由な人がこんなに苦労している。

このような気持ちで過ごしているということを改めて痛感しました。

最後に、体が不自由になり杖でないと歩けなかった亡き父をもう少し、

優しく気遣えばよかったと思いました。

細かく気を配ればよかったと後悔もしています。

 

あと、実際このような不自由な立場を経験しないと、体の不自由な方の

本当の思いは理解できないのだと感じました。